近年、国内における合成香料製造からの撤退や海外依存の傾向が進む中、豊玉香料株式会社は、1925年の創業以来100年にわたり、合成香料（アロマケミカル）の製造に一貫して取り組んでまいりました。
当社が提供する製品は、食品や化粧品向けの調合香料の基盤となる単品香料に加え、工業製品や医薬品分野など、化学構造が持つ機能や安定性が重視される用途にまで多岐にわたります。

当社の強みは、神奈川県の自社工場における一貫した製造体制と、海外の信頼性の高い提携先からの原料調達を組み合わせた、安定供給と多様なニーズに応える対応力にあります。
輸入原料に対しても、国内工場にて厳格な受入検査を実施しており、香気成分の純度、安定性、安全性において十分な基準を満たしたものを採用しています。
さらに、精密な機器分析に加え、熟練の調香師による官能評価を組み合わせることで、香料専門メーカーとしての高い品質保証体制を確立しております。

こうした体制のもと、当社では製品の小ロット製造から継続的な量産供給まで、各社のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
香料原料としてのOEM供給だけでなく、調香用原料や特殊素材としての応用事例も豊富であり、お客様の開発スピードや調達課題にも的確にお応えしています。
長年培った技術力と現場対応力を活かし、今後も安定供給と品質保証を通じて、日本国内における合成香料の供給基盤を支えてまいります。